14日午後10時ごろ、長野県松本市中山、無職、小野武一郎さん(67)が自宅1階和室で死亡しているのを県警松本署員が発見した。遺体の首にひものようなものが巻かれ、県警は殺人事件の可能性が高いとみて捜査している。

 松本署によると、小野さんは1人暮らし。同9時ごろ、近所の住民から交番に「夜になっても小野さんの家の明かりがつかず、電話もつながらない」と連絡があった。小野さんは普段着姿のままあおむけに倒れ死亡していたが、14日の日中は姿を近所の人が目撃していたという。同署は司法解剖し死因を調べる。【大島英吾】

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# by nm1kjo54w3 | 2010-06-15 22:11
 生活破綻(はたん)や自殺の要因になるとの指摘を受けている連帯保証人制度について、法相の諮問機関である法制審議会は、保証人を保護する観点から民法改正の検討に着手した。保証人への事前説明や、債務者の資金繰りなどの情報提供を金融機関に義務付ける制度を導入する是非について議論を進める。

 連帯保証は、不動産などの担保を持ち合わせない中小企業経営者らが融資を受ける際、自身の信用を補うために第三者が連帯して債務を保証する制度。通常の保証制度と異なり、連帯保証人が債務者と同様の返済義務を負う。債務者が行方不明になった際には、貸手は債務者を捜す必要もなく、連帯保証人に返済を請求できる。金融機関などの融資の大半は連帯保証人制度が使われている。

 一方で、契約する際に必ずしも連帯保証人への説明が十分でなく、知らない間に多額の返済を迫られるケースも多い。連帯保証契約を結んだ直後に債務者に計画倒産されるような詐欺まがいの被害に遭う連帯保証人もいるとされる。

 こうしたことから法務省は、民法の債権関係条文の見直しを進めている法制審民法(債権関係)部会で「保証人が多額の保証債務の履行を求められ生活破綻に追い込まれる事例が後を絶たず、一層の保証人保護の拡充を求める意見がある」と指摘。保証契約を結ぶ際に、保証人に十分理解できるように説明することを義務付ける「説明義務」や、債務者の資金繰り情報を保証人に提供することを金融機関に義務付ける制度の導入を民法改正の論点に盛り込んだ。

 民法で説明義務の規定が創設されれば、契約時に事前説明が不十分だった場合などは、保証人側が損害賠償請求や契約無効の確認を求める訴訟が起こしやすくなる。

 ただ、連帯保証人制度そのものは「制度がなければ融資が受けにくくなる」との中小企業の指摘も根強く、欧米でも同様の制度を採用しているとして、存続を前提としている。

 民主党は昨年公表した政策集で「自殺の大きな要因となっている連帯保証人制度について、廃止も含め在り方を検討する」と言及。政府の自殺総合対策会議も今年2月に決定した自殺対策緊急プランで、連帯保証制度の在り方の検討を盛り込んだ。このため法制審でも民法改正の議論が必要と判断した。

 保証制度を巡っては05年4月の民法改正で、企業が金融機関から融資を受ける際、その企業の経営者らが金額や期間の制限なしで保証人を務める「包括根保証」制度が廃止されたが、この際も中小企業経営者らの破産や自殺が相次いだことが改正に結びついた。【石川淳一】

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# by nm1kjo54w3 | 2010-06-04 16:26
【秋葉原17人殺傷 第10回】(6)

 《約20分間の休廷が終了。事件現場の交差点から逃げる最中、加藤智大(ともひろ)被告(27)に刺された男性に続き、新たな証人が入廷してきた。傍聴席から見えないよう衝立を置く遮蔽(しゃへい)措置が取られている》

 《氏名、生年月日を確認した上で、村山浩昭裁判長が宣誓書の読み上げを指示した。宣誓書を読み上げる女性の声が聞こえた後、検察官が尋問を始めた。新たな証人の声は、少しくぐもったような声だ》

 検察官「それでは、6月8日のことについて質問していきます。ご主人は6月8日に刃物で刺されましたね?」

 証人「はい」

 《今回の証人は、休廷前に証言した加藤被告に刺され、重傷を負った男性の妻のようだ》

 検察官「あなたは6月8日、3人で秋葉原に来て、事件に遭遇しましたね?」

 証人「はい」

 検察官「事件のことを聞きますが、どんなことがありましたか」

 証人「(秋葉原の)中央通りを交差点に向けてゆっくり歩いていたら、西から東にトラックが突っ込んでくるのが見えました」

 検察官「何か音は聞こえましたか。どんな音でしたか」

 証人「鈍い音でした。とても大きな…大きな音でした」

 検察官「トラックが突っ込んだときに、はねられた人はいましたか」

 証人「はい。3人ほどいました」

 検察官「トラックはどのくらいの速度でしたか」

 証人「60キロぐらいだと思いました」

 検察官「はねられた3人の様子は?」

 証人「ほとんど動きませんでした」

 検察官「何が起きたと思いましたか」

 証人「乱暴な車が人をはねたと思いました」

 検察官「どんな気持ちでしたか」

 証人「震え上がりました」

 検察官「娘さんもご主人も同じ光景を見ましたか」

 証人「はい」

 検察官「娘さんの様子はどうでしたか」

 証人「震えていました」

 検察官「その後は異変はありましたか」

 証人「交差点から、われわれに向かってたくさんの人が逃げてきました」

 検察官「どんな表情でしたか」

 証人「大変な形相でした」

 検察官「ご主人は何をされていましたか」

 証人「逃げろ!と言って3人で逃げました」

 検察官「なぜ逃げましたか」

 証人「何かテロのようなものが起きたと思い、逃げました。一刻も早く逃げたかったんですが、サンダルだったので足がもつれてなかなか逃げられませんでした」

 検察官「周りの人はどうでしたか」

 証人「たくさんの人が身をかがめて逃げていたので、前を逃げる主人も身をかがめて、私も身をかがめて逃げました」

 検察官「逃げている最中のことを聞きますが、何が見えましたか」

 証人「主人の背中に刃物を持った手が伸びてくるのが見えました」

 検察官「その手は右手ですか」

 証人「はい」

 《検察官は、証人の夫を刺したナイフの色や、刺された部位などについて詳しく聞いていく》

 検察官「刺された後、顔を上げましたか。犯人の顔を見ましたか」

 証人「はい。刺した後、交差点の方を見ていたので、この人と分かりました」

 検察官「近い距離から見ていましたか。犯人の特徴は?」

 証人「やせ形でサラリーマン風。メガネをかけていました」

 検察官「年齢は?」

 証人「40歳手前ぐらい。老けてみえました」

 《加藤被告は自分の様子を説明する証人の発言を聞きながら、ノートにメモを取っている》

 検察官「どんな人でしたか。左手にいる被告人を見てください。見たことはありますか」

 《衝立で見えないが、証人は加藤被告の方を向いているようだ。加藤被告もメモを取っていた手を止めて顔を上げた。証人と目を合わせたようだ》

 証人「はい」

 検察官「犯人と比べてどうですか」

 証人「髪形が変わっています。そのときよりは若くなったというイメージですが、この人に間違いありません」

 検察官「ご主人が刺された後、あなたはどんな行動を取りましたか」

 証人「また襲われると困ると思って視線を外しました。それから中央通りを左に曲がった路地の方に逃げました」

 検察官「逃げている間、ご主人の刺された後の出血はどうなりましたか」

 証人「ひどくなるのを見ていました。これ以上走ったらダメになる、出血多量で命を失うと思いました」

 検察官「その後ご主人はどうなりましたか」

 証人「路地の行き止まりでうつぶせに倒れました」

 検察官「倒れた後は何を?」

 証人「娘に『救急車を呼んで』と頼みました。それから私は、近くにいた人からビニールで傷を押さえるように言われて押さえましたが、血は止まりませんでした」

 検察官「この後、ご主人は病院に行きましたか」

 証人「はい」

 検察官「事件から2年ぐらいたちますが、今でも(事件当時を)思いだしますか」

 証人「はい。ことあるごとに思いだします」

 検察官「ご自身はけがをされてませんが、事件の影響はありますか」

 証人「世間の注目を浴びた事件だったし、恐怖心はずっと残っています」

 検察官「どういう場面で恐怖心が起こりますか」

 証人「テレビで刃物を見ると怖いし、交差点でも速く走る車を見ると足がすくみます」

 検察官「事件をどう思いますか」

 証人「たくさんの人が亡くなり、主人もけがをしました。とても許せる事件ではありません」

 検察官「事件の後に被告から手紙は来ましたか」

 証人「はい。来ましたが読んでいません。開封もしていません。主人が開封していないので開封していません」

 検察官「あなた自身は読みたくありませんか」

 証人「はい」

 検察官「この法廷で被告を見たわけですが、どのような気持ちですか」

 証人「どうしてこういうことをしたのか。許せない思いです。2年間で味わった苦しみや悲しみ、事件前には戻れないということです」

 《検察官は、質問によって夫が刺された瞬間を目の当たりにした証人の心境に踏み込んでいった》

 =(7)に続く

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# by nm1kjo54w3 | 2010-05-28 00:43
 午前7時35分、公邸発。「口蹄(こうてい)疫拡大の原因は何か」に「感染経路を十分に把握することは難しい」。同36分、国会着。同37分、院内大臣室へ。同41分、包括的経済連携協定に関する閣僚委員会開始。(了)

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# by nm1kjo54w3 | 2010-05-19 10:19
 最後は「肩が抜けてしまった」という。1991年から巨人の打撃投手を務めていた高校時代の同級生・田子譲治が、昨年いっぱいでユニホームを脱いだ。

 81年夏、鳥取西のエースとして甲子園大会に出場し、1回戦の東奥義塾戦で内野安打1本だけの準完全試合。2回戦でも早実の荒木大輔(現ヤクルト投手コーチ)と互角の投げ合いを演じ、翌82年ロッテにドラフト2位で入団した。だが、プロ入り後は故障に泣かされ、90年に現役引退。肩、ひじの負担が少ない投球フォームに変えて裏方に転身したが、ついに「そのとき」を迎えた。

 46歳での失職。わが身に置き換えるとゾッとする。しかし、プロの世界で投げ続けた“鉄腕”のバイタリティーは半端ではなかった。周囲の心配をよそに、しっかり再就職に成功。先日、在京の同級生有志で「就職を祝う会」を開き、そこで再就職先のことを詳しく聞いた。

 とにかく、会社名のスケールが大きい。『ヌーベルジャポン エスペランサ』(新しい日本の希望)。過疎の村に東京から若い社員を送り込み、農業に熟練した高齢者と協力して農地の再開発と生産を行う。そして、とれた食材を加工販売、さらには農村体験観光なども企画して「農業を核にした社会事業」を展開する。当面、本人は首都圏での商品PRに従事するが、「夢のある会社だと思うんだ」と目を輝かせていた。

 退団直後には、球団関係者から大手メーカーの営業職を勧められたが、丁重に断っていた。ありがたい話だったが「なにかが違うような気がして…」。一から出直して今回の会社と巡り合い、「社会に貢献できる仕事にひかれたんだよ。田舎を元気にすることができるからね」と、いよいよ“第2の人生”へと踏み出す。

 実は、その「就職を祝う会」の幹事も、新たなスタートを切っていた。自民党を離党し、民主党に入った田村耕太郎参院議員。今夏の選挙では、選挙区から比例代表に闘いの場を移す。「決して楽な状況ではないよ」とはいうものの悲壮感はみじんもなく、日本の未来を熱く語っていた。

 プロ野球選手に国会議員−。ごく限られた人間しかなれない職業についた同級生が、それで満足することなく、新たな次元に向かって汗をかいている。自分は書くことくらいしか芸のない新聞記者だが、今後も彼らの奮闘ぶりを見守って刺激にしていきたい。(運動部長 山根俊明)

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